2024年12月号 第115話 ご縁に感謝してー出雲大社へのお参りー

2024年10月に栗東市北中小路でもりた内科クリニックを開業しました、森田幸弘と申します。以前私は大学病院に勤務し、消化管の腫瘍に対する内視鏡治療を専門にしていました。週のほとんどを内視鏡室で過ごし、週1回のアルバイトも内視鏡の検査バイトでした。そのような生活から一転、開業医として異なる仕事内容や時間の流れ・クリニックのマネージメントと慣れない仕事も多く、試行錯誤の日々が続いています。それでも大学時代の友人や先輩、後輩、クリニックのスタッフ、そして家族に支えられながら、2ヶ月が経過しました。
忙しい日々を送りながらも徐々に業務に慣れ、無駄な動きが減ってきたように感じます。

そんな中、11月初めの連休に、偶然家族の予定が空きました。自身の開業に加え、子どもたちも成長と共にそれぞれの予定ができはじめ、家族との時間がなかなか取れなくなっていた中での貴重な休日であったため、以前から一度訪れてみたいと思っていた最強のパワースポットである島根県の出雲大社へ参拝に行くことを半ば強行に計画しました。せっかく滋賀から島根まで遠出するのだから最大限に楽しめるようにと、出雲大社について簡単に調べることにしました。

  • 出雲大社は「縁結びの神様」として知られている大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られている。大国主大神は国づくりのために多くの縁を結び、数々の試練を乗り越えたとされている。
  • 旧暦の10月(11月)は全国の神々が出雲大社に集まるため、一般的に「神無月」と呼ばれている。一方出雲地方では旧暦10月に日本各地の神々が集まるので、「神在月」と呼んでいる。

出雲大社に行く時期としてはとても良い時期だなと思いつつ、島根県を目指しました。パワースポットは午前の早い時間にお参りすることがいいとのことですので、到着した日にはお参りはせず、翌日の早朝に参拝することにしました。朝6時に起床し、出雲大社に向かいました。出雲大社の境内はとても静かで、澄んだ空気と厳かな雰囲気に包まれていました。天気にも恵まれ、神々しい朝日を全身に浴びながら、日本最大級のパワースポットのエネルギーを感じつつ参拝しました。出雲大社の境内には色んなところに賽銭箱がありました。もっていた小銭を総動員しましたが、お賽銭が足りなくなる仕末、、、 最近はQRコードを読み込んでお賽銭をする神社があるようですが、ご利益なんてないと思うのは私だけでしょうか?次に来るときは大量の小銭を用意しようと決意しました。

そして出雲大社といえば日本最大級の大注連縄。長さ13.6メートル、重さ5.2トンの注連縄のその大きさと力強さに圧倒されつつも、神聖で巨大なパワーを感じました。お賽銭は少し奮発し、今までのご縁への感謝と、これからの良いご縁を期待し、二礼四拍手一礼して(一般的には二礼二拍手一礼ですが、出雲大社では二礼四拍手一礼が参拝作法のようです)、出雲大社を後にしました。

新米開業医とし、これから色んな困難や試練があると思うので、今までのご縁への感謝を忘れず、また新たなご縁を大切にし、さらに精進していこうと思います。どうぞよろしくお願い致します。

森田 幸弘(もりた内科クリニック)