2023年12月号 第103話 時間の流れ

今年の5月に栗東市で開業させて頂きまして、あっという間に半年が過ぎました。私は小学校2年生の時に神奈川県から草津に転居してきました。滋賀県に転居してきて42年経ちました。その間ずっと滋賀に居たわけではありませんが、小、中、高時代のほとんどを滋賀で過ごしました。当時びわこ国体があり、家の近くの道路をマラソンの国体の選手が通ったことを記憶しております。あれから42年も経ったかもと思うととても感慨深いです。

当時の草津駅周辺を知っている身としては、こんなにも劇的に変化するとは夢にも思いませんでした。40年過ぎて建物等はかなり入れ替わっていると思いますが、道路は基本的には昔とそれほど変わっておらず、当時の小学校への通学路を通ってみて、懐かしく思ったりします。

最近、子供の頃に感じていた時間の流れと大人になってからの時間の流れの感覚の差について良く考えます。子供の頃は当時の状況が永遠に続くような錯覚をしておりましたが、今は1日があっという間、1週間、1年も本当にあっという間に流れていきます。

大人になると時間の流れが速くなるといいます。昔テレビで有名司会者が、一度見た景色は二度目に見ると、早く感じるものだ。旅行等で行きは長く感じるが、帰りは早く感じるもので、時間の流れをゆっくりにするためには、「待つ」出来事を作ったり、新しいことにチャレンジしたりすると時間の流れがゆっくりになる、みたいな事を言っていたのを思い出します。

私も新しい事にチャレンジしたり、楽しみに待てるイベントを作ったりして、時間の流れがゆっくりになるようにしていきたいと思います。色々施行錯誤をして、草津栗東地域の皆さまのお役に立てるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

戸成 匡宏(となり眼科)